ゴルフ理論2011

Part.1 法則
Part.2 スイング形成
Part.3 コース攻略
Part.4 無視すべき俗説と方法論
Part.5 トレーニング

タモリの法則

ゴルフスイングは、剣道の「メーン!」の動作と、まっすぐ立って両手を合わせて、右90度左90度に肩を回転する動作の混合物に過ぎない。

ニュートンの法則

ゴルフクラブは重力の作用を受けるので、クラブヘッドのスピードは、上に向かうときはゆっくり、降りてくるときは速くなる。

ガリレオの法則

止まっているゴルフクラブは、動き出す時には慣性の法則によりゆっくりとしか動かない。

インパクトの法則

姿かたちはどうあれ、最初に構えた場所にクラブヘッドが正しい角度・正しい位置で帰ってこない限り、球を正確に打つことは出来ない。ひじと手首を伸ばした形でボールの横に構えたなら、打つ瞬間も肘が伸びてなければ当たるわけがない。

ワンレバーの法則

ひじや手首を曲げる動作を任意の位置に入れるなら、全く同じ位置で戻すのは難しい。出来るところまで関節などを曲げずにいて、「仕方なく」曲げれば、戻すタイミングが「なるべく早く」で一定する。手首の横回転だけが例外。

推進力合体の法則

ボールの推進力は次の力を合成したものからなる。
1腰の回転運動 2肩の回転運動 3右足上から左足上への体重移動 4重力加速度 5ひじの伸ばし 6ひじ及び手首の横回転 7クラブシャフトのしなり 8クラブヘッドの反発力 9ボールの反発力

グリップ

手首の横回転力を使うため、指の根元で握る。手のひらで握ると横回転が使えない。ちなみに、テニス・バドミントン・野球が同じグリップを採用している。左手は100%、右手は50%の力で握る。

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左側 上の写真=間違ったグリップ 中段の写真=正しいグリップ

狙い

ボールとピンなどの目標物とを結んだ線と平行に両足を置く。感覚でアドレスをとると、ほとんどの場合、足自体が目標方向に向いていしまい、そのままスイングすると左右不均等となって、右に曲がる球か、左にまっすぐ飛ぶ球、のどちらかが出る。
練習場は直交座標が多くこのエラーを犯さないが、フェアウエイでは一連の動作の中で垂直を出す手順を組み込む必要がある。

一例:ピンとボールを結ぶ線上で50cm以内の場所でごみを見つける。その線分に対し直角にクラブフェイスを置く。線分に対して直角でボールの中心を含む線を想像し両足ではさむ。平行に両足を広げる。この手順はティーショットからパターまで同一である。

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構え

両足は肩幅。背中をまっすぐにしたまま前傾する。そのままでは前に倒れるので、膝を曲げ尻を後ろに突き出すようにして重心を足の真中に置く。初心者のうち、ボールは両足の真ん中。慣れてきたらクラブの長さに応じ、左足かかと内側までの範囲で移動した方が当たるようになる。グリップの位置は左足の内側が正解。クラブは少し左に傾いた状態になる。

回転

腰の回転は適当。肩を回転させれば腰は勝手に回る。肩の回転は背骨と直角。前項「構え」において背骨を曲げてしまった場合正確な直角が出ない。このとき、往々にして、肩の回転方向をボールを含む平面方向にしてしまい、肘の曲げが加わったときには、ヘッドの描く軌道が鉛直方向に近いものとなり、ショットは不安定になる。タモリの法則に従えば、肩の回転方向は直立した場合において水平方向。

右膝の前

行きも帰りも、右膝の前に握りこぶしが来た時にはクラブは水平方向、地面と平行の位置が正解。ちなみにダウンスイング時には、右足の前で地面と平行だったクラブを左足の前では垂直位置にするので、結構忙しい。この役目を手首の横回転が担う。バックスイングでは、右膝の前で形成された手首の直角をトップに行って戻ってくるまで保つ。決してそれ以上曲げてはいけない。

確率による戦略決定

条件:グリーンまで1m、カップまで10m。

アプローチウェッジによる高い球攻略
 20% グッドショットでピンそば
 20% うまく打てたけど距離が合ってない
 20% 横を打ってグリーンを飛び越える
 20% 頭をたたく・空振り
 20% 地面をたたく

8番アイアンによる低い球攻略
 20% グッドショットでピンそば
 20% いまいちショットでまあまあ近く
 20% 横を打ったが、ずざざざざとなってまあまあ近く
 20% 頭をたたく・空振り
 20% 地面をたたく

パターによる攻略
 20% グッドショットでピンそば
 60% まあまあ近く
 10% 頭をたたく・空振り
 10% 地面をたたく

あがってなんぼ、目指せ最少スコア、なら、
1パター 2低い球 3高い球
が正しいチョイスの順番となる。
悲しい結果が 2割・4割・6割 だという点が基準となる。

同様なことが、池やバンカー等の障害物攻略についても言える。

腕前による戦略決定

Wボギーペース以上、1ラウンド108を超えるプレーヤーは、ボギーを想定したゴルフをしてはならない。
ボギーペース以上のプレーヤーは、パーを想定したゴルフをしてはならない。
108を超えるプレーヤーは、最初から各ホールをWボギーで上がる戦略で攻め、9Hでボギーを得て短縮できれば99というスコアが残る。
バンカーを迂回するのに3打使ってもWボギーで上がれるなら、それを採用する勇気が必要であって、1打でバンカーを華麗に超えピンそばに寄る誘惑に負けたら、スコアはまとまらない。

ミスショットを取り返さない

何かのタイミングが狂っているためにミスショットは起きる。
取り返すためのショットは通常より難易度が高いため、まだ先ほどの狂いが残っていることが予測される状態で取るべき手段ではない。
1打の損が2打の損となる確率は非常に高い。
ミスショットのことは忘れた方がいいスコアになる。

平らな地面はない

練習場と違いゴルフ場のフェアウェイは必ず傾いている。練習場より数段ショットが不安定になるのは当然のことと考えるべきである。
また、あからさまに傾いている場合は、女性なら60ヤード、男性なら100ヤード先のフェアウエイにボールを届かせること考えるべきで、気持ちよく遠くに飛ばそうと考えた瞬間にショットの失敗が確定する。

アプローチは1レバー

距離を出したいわけじゃない。正確にボールに当てたいのが第一希望。
肘や手首を曲げたら確率は下がる。どこも曲げなきゃ当たるでしょ、ボールにちゃんと。
距離がないなら肩からクラブヘッドまでは1直線のままが正解。
1レバーでもバンカーは余裕で超えられる。3レバーの超難易度アプローチショットを成功させることがゴルフの目的ではない。

一定のテンポで、一定のリズムで

メジャートーナメントの解説などでこの表現が使用されることが多いが、その意味合いはわかりにくく弊害の方が多い。
クラブヘッドのスピードが一定で等速円弧運動をしてるかのような誤解を与えやすい。

ニュートンの法則・ガリレオの法則により、クラブヘッドの速度はスイング中大きく変動している。一定にしたいのは肩の回転トルクであって肩やクラブの描く円運動の速度ではない

【スイング中のナチュラルなスピード変化】
  初めはとてもゆっくり  肩トルク-ニュートン-ガリレオ
  途中は多少遅め     肩トルク-ニュートン
  トップからの下りは普通 肩トルク+ニュートン-ガリレオ
  打つ前はすごく速い   肩トルク+ニュートン+ガリレオ

力学法則に基づくナチュラルな速度変化がこのような形でスイング上に発生しているのを認識することは非常に重要である。

オープンスタンスでのアプローチ

打つ方向と平行に足を置かず、足だけ左方向にずらしてそろえ、クラブの軌道だけをターゲット方向に打つことをオープンスタンスと呼び、アプローチでの基本とされている。
そのこと自体は理にかなっていて、文句をつけるべき筋合いは全くないが、通常のスクエアスイングに加えて別のスイングを体に覚えさせる点において初心者は採用すべきではない
スクエアでの円弧が安定してから学んだほうが安全であり、二つのスイングを混用してしまうことのリスクはもっと高く認識されるべきである。

ボールをよく見ろ・ヘッドアップしちゃだめ

この教えを守ると背骨を曲げて首が下を向く。肩の回転は背骨に垂直ではなくボールと首を結んだ方向になってしまう。激しくタテぶりである。
あらゆる意味でマイナス面しかない、結果論だけの「だめコーチング」の典型だ。
ボールは動かないのだから、見る必要もなく、ただただ華麗にスイングすることを心掛ければいい。
うまく打てないのはヘッドアップが原因なのではなく、タモリ理論を理解してないせいなのだから。

トレーニング

すべてクラブなしで行うこと
1 肩幅に足を広げてまっすぐに立ち、両手のひらを合わせ肘を曲げないまま左右に90度回転。これを5回 1か月
2 膝曲げお尻突き出し背中まっすぐを追加して、背骨中心におなじことを5回 1か月
3 右ひざの外で仮想のクラブが地面と水平になるようなイメージで5回 1か月

3ヶ月後、これをクリアした時点で練習場に行けばボールはちゃんと当たる。

参考になるWEB

Golf Digest / Fix Your Fundamentals
iPhoneで撮影するなり、鏡の前で自分で見たりして、この写真の位置を通過するように真似をすればOK。ちなみにゴルフクラブではなくもっと短いものでやらないと、室内のものが破壊されるので注意。

宮里 美香選手のスイング連続写真。
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